■頭痛
鍼灸治療の適応となる頭痛は主に3つです。
1.片頭痛(偏頭痛)
2.緊張型頭痛
3.群発頭痛
1.片頭痛(偏頭痛)
血管が拡張し、こめかみから目の辺りが拍動に合わせてズキズキ痛むタイプの頭痛です。頭を動かすと痛みが増したり、吐き気を伴うこともあります。女性ホルモンとの関わりが指摘されており、20〜40代の女性に起こりやすいと言われています。
2.緊張型頭痛
偏頭痛と異なり頭を動かしても痛みが増したり吐き気がしたりすることはありません。一番の原因はストレスと言われており、長時間同じ姿勢でのデスクワークや読書、携帯を触る、などを続けていると首や肩周りの筋肉が硬くなり、血液循環が悪くなることで発症します。幅広い年齢層の方に見られる症状です。
3.群発頭痛
片方の目の奥に激痛が起きたり、目の充血、涙、鼻詰まり、鼻水などの症状を伴うことが多かったりします。毎日ほぼ同じ時間帯に生じることが特徴で、夜から明け方にかけて1〜2時間ほど頭痛が続くというパターンが多く見られます。20〜40代の男性に多く見られる症状です。
■ひだかの鍼灸治療
いずれのタイプの頭痛も首や肩にかけての筋肉の緊張やこわばりが強くなっているため、鍼灸刺激でこれらの箇所を緩め、血液循環をスムーズにして頭痛の緩和を図ってまいります。
また、特にストレスが関わるタイプの頭痛は自律神経の乱れによる影響も大きいので、自律神経系のバランスを整え、リラックスできる状態にしていきます。