■小児のアトピー症状
アレルギー体質が原因の慢性の湿疹です。
年齢によって症状の出方が変わってきます。
<乳児期>
生後2〜3ヶ月ぐらいから症状が出ます。目の周りやおでこ、頬が赤くなりブツブツができた後、ジクジクした状態になります。同じような湿疹が頭部を含め、身体の広い範囲にでき、指でかいたり布団に湿疹をこすりつける動きが見られます。
<幼児期>
皮膚が柔らかい首や肘の内側、膝の裏などに湿疹ができます。
かきむしっているうちに皮膚が硬くなってきます。他の部分は乾燥し、皮膚の表面は鳥肌が立っているように見えます。
<小学生>
かゆみが強くなり、睡眠に支障がでたりイライラが続いたりします。
冬の乾燥や夏の汗・汚れが刺激となってかゆみが増します。耳たぶの下が切れたり耳の後ろがジクジクしたりするケースもあります。全体の皮膚がカサカサになって粉をふいたり皮膚の乾燥が進んだ部分は硬くなった湿疹になります。
<中学生以降>
中学生以降になると症状は治まる事が多いですが、症状が改善されない場合、皮膚の乾燥がさらに進み、赤く硬くなります。
■ひだかの鍼灸治療
当院ではアレルギー体質を変えていく方法として、皮膚を強くするツボや身体の余分な熱をとるツボを優しく刺激することで赤みやかゆみ、皮膚の乾燥を抑えていきます。
※小児鍼の対象年齢は生後1ヶ月〜9歳児(小学3年生)までとなります。