■座骨神経痛の症状
座骨神経痛は疾患名ではなく、頭痛や腰痛と同じく症状を表す言葉として使われています。
主にお尻から足の後ろ側、脛、ふくらはぎにかけて痛みやしびれ、麻痺などの症状が現れます。張りや灼熱感、締めつけ感を感じるケースもあります。
また、これらの症状が足全体に強く出ることもあれば、一部分だけに強く出ることもあります。
背骨から腰にかけての腰椎に異常が生じて、腰から足先につながる太い坐骨神経が刺激を受けたり圧迫されたりすることで生じることが多くあります。過度な運動や長時間のデスクワークによる運動不足も原因の1つとなります。
症状を繰り返すうちに痛みが強くなり、歩行や椅子から立ち上がることが困難になることもあります。
さらに悪化すると立っているだけ、座っているでも辛くなったり、痛むようになり、日常生活に支障を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。
■ひだかの鍼灸治療
座骨神経痛の特徴として腰回りや足にかけての筋肉の硬さや神経の緊張が多く見られるため、坐骨神経の走行に関連するツボを中心に鍼灸による刺激を入れていきます。
筋肉や神経の緊張の緩和、血流の向上を図り、坐骨神経への刺激・圧迫を緩和することにより痛みやしびれの軽減につながっていきます。