古くから「冷えは万病の元」と言われています。
冷え性は身体の他の部分は冷たさを感じない気温なのに、特定の部分だけ冷たさを感じます。
身体が冷えていると、体内の血液が隅々まで循環しなくなることで肩こり、頭痛、腰痛、むくみ、倦怠感、不眠、便秘、下痢などさまざまな症状を引き起こすことにもなります。
ストレスや不規則な生活によって自律神経やホルモンバランスが乱れてしまうことで、血液循環が悪くなり冷え性になると考えられています。
■ひだかの鍼灸治療
手足の冷えを訴える人も多いのですが、当院ではまず身体の深部からしっかりと温めるために箱灸を腹部や腰部にあてて熱を入れていきます。
またピンポイントで冷えに効くツボに鍼やお灸で刺激を入れていきます。
さらに自律神経の乱れを整えるためにさまざまな全身のツボにも刺激を入れて、冷えからくる症状の緩和を行っていきます。
■体温と免疫力の関係
体温は免疫力とも深い関係にあります。
風邪を引いたりすると熱が出るのは免疫力を高めるための身体の反応です。
体内で免疫力が十分に働くには36.6℃以上が理想とされ、新陳代謝や免疫細胞が活発に働く体温です。
体温が低下すると免疫細胞の働きも低下し、逆にウイルスや細菌、がん細胞などは活発化し、風邪を引いたり疲れやすくなったり、病気にかかりやすくなってしまいます。
特に内臓があるお腹周りの冷えは深刻です。
腸には身体の免疫細胞の6割が集まっていますし、消化や吸収、排泄といった内臓の機能も十分に働かず、消化不良や便秘、女性の場合では生理痛や生理不順、不妊、逆子などにもなりやすくなってしまいます。
またお腹が冷えていると手足も冷えやすくなってしまいます。