■下痢の症状
下痢症は1日に3回以上(一般に普通とされるよりも多い回数)の軟便または水様便の排泄と定義されています。
慢性の下痢は腸結核やアメーバ赤痢などの感染性の腸の病気や大腸がん、潰瘍性大腸炎等による場合もありますが、大半は過敏性腸症候群と呼ばれる疾患です。
腸には異常がないにもかかわらず精神的なストレスで腸の働きが影響を受け、便秘や下痢になってしまうのです。
また、胃に物が入るとその刺激をきっかけに大腸が収縮し、便を直腸へ送り出そうとする働きがあります。これは胃・結腸反射と呼ばれていますが、自律神経の乱れによりこの反射が正常に機能できなくなっていることも原因の一つになります。
■ひだかの鍼灸治療
当院では胃腸の働きをコントロールしている自律神経を整えていくとともに、胃腸の痛みや状態を整えるツボ、抗ストレス作用のあるツボを中心に施術を行っていきます。
胃腸や自律神経にかかっているストレスを軽減し、状態を整えていくことで慢性的な下痢症状を改善していきます。